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コラム「世界が1つに」を配信いたしました。

こんにちは。
NPO法人SKC企業振興連盟協議会船場経済倶楽部の経営相談室です。
本日、コラム「世界が1つに」を配信いたしました。

世界各国で起こる紛争では、多くの人々が犠牲になり、不自由な生活を余儀なくされている現実が存在しています。そうした人々も必要としている義手や義足が、最新技術によって様々な面で大きな変化を遂げようとしています。
その1つが今年に入って発表された「HACKberry(ハックベリー)」という筋電義手です。筋電義手とは、残された腕の筋肉の電気信号を介して直感的に操作できる義手のことです。この「HACKberry」には日常的に使える機能性と大幅なコストダウンの実現という2つの大きな特徴があります。
ユーザーの声を多く取り入れ、具体化するために設計図をオープンソース(無償公開)していることが大幅なコストダウンにも密接に関わっているのです。設計図をオープンソースすると、多くの人に改良や改善に加わってもらえるため、研究開発費を抑えることが可能になります。さらに3Dプリンタを使用することで人件費や製作費を抑えることができ、価格を20万円程度まで下げることができました。このタイプの筋電義手では通常150万円程度となるため、そのコストダウン幅は目を見張るものがあります。
「HACKberry」は、とにかく枝の多いニレ科の樹木の名称から名づけられており、世界中の開発者や義手ユーザーが思い思いの形に作り上げられる基盤を目指したいという思いと、「HACK(改良)」することで楽しみ方の枝葉が広がり、ユーザーの手に届き実(berry)を結ぶという思いも込められています。世界が1つになれないために起こる戦争や内戦が、こうした義手の分野で国境を越え1つになり始めています。この筋電義手が安価に量産できれば、多くの人が将来への希望を持てることでしょう。インターネットで繋がる世の中において、こうしたビジネスモデルが今後もたくさん生まれてくることを願って止みません。

下記リンクから全文をご覧いただくことが可能です。
世界が1つに

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