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コラム「TSUTAYA図書館戦争」を配信いたしました。

こんにちは。
NPO法人SKC企業振興連盟協議会船場経済倶楽部の経営相談室です。
本日、コラム「TSUTAYA図書館戦争」を配信いたしました。

2015年10月20日、レンタルソフト大手の「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に愛知県小牧市の図書館運営を委託するかどうかの住民投票が行われ、委託反対が賛成を上回りました。
TSUTAYAが図書館の運営に手を挙げる理由は、図書館と書店の違いである「鮮度」に関係があります。書店は鮮度の高い、新刊を常に並べているのに対し、図書館は鮮度の低い、古い本を手にすることができます。これらの違いから、図書館は長く人気のある本を把握することができるのです。TSUTAYAは、この情報を入手し、ロングセラーの書籍を同社の蔦屋書店に並べたいのです。
TSUTAYA図書館が小牧市民に反対された理由の一つに蔵書の選定問題があります。第1号として有名になった武雄市立図書館では、購入した資料に何年も前の実用書や市民には必要性の低い本が含まれていました。それに加え、廃棄された蔵書DVDの中に人気のある「ハリーポッター」シリーズなどが含まれており、TSUTAYAの商品と被っているから廃棄されたとの声が上がり、今回の反対に至りました。
ですが、TSUTAYAが武雄市へもたらしたものは大きく、開館時間を3時間延ばし年中無休にもしたため、一日の平均利用者数が3.6倍に増えました。また、館内にスターバックスコーヒーを作ったことで市民の憩いの場を作りました。税金により運営されている図書館を住民に還元できたという点では民営化した意味は大いにあったようです。蔵書の質が下がったという問題は根深いですが、図書館と書店が共存していくことで共に質の高いものに生まれ変わってほしいものです。

下記リンクから全文をご覧いただくことが可能です。
TSUTAYA図書館戦争

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